2007年 02月 26日
ドマラボというNew life styleの提案 |
新しい生活文化は過去との親和的対話から。
つまり温故知新を無視した暮らしの技術開発はあり得ないという基本的思想。
たとえば目下私達のライフスタイルのほとんどは、LDK間取りに疑いを感じつつも、その他の術を知らない。その証拠にリビングルームの求心性はもはや社会を受け入れるゆとりがないばかりか、家族のそれも稀薄になっている。子ども達の「キレル、ムカツク、ぶっとばす!」体質は、リビングに寄り付かない個室=孤室に固執した結果的現象かもい知れない。
どんなに技術的環境共生住宅をつくろうとも、モノだけの環境共生など何の価値もない。
リビングって何。
実はこの生活概念は建築的プロアマの関係式は何の意味を持たない。何故なら、プロはそのスタイルを形体的処理するのみで、暮らしの本質に実は関れない。であろう予測を形体に込める作業しか出来ないからだ。その上で一生活者としてリビングの有効性について考えプロとしてその形体を提案したい。
改めてリビングって何。
或いはリビングに、もっともっと社会交流が出来る仕掛けを施さないといけないのでは、などと考えてしまう。だから既成概念としてのリビングという単位空間の存在に疑問を抱く。これまでプライバシー信仰の美徳的価値観がもたらした、コミュニテイの欠如。実はこの現象がまちの様々な問題を引き起こしてしまった。
ここで今一度、コミュニテイ復活の重要性を、家と社会の柔軟的繋がり方から模索したい。
だからリビングって何。
そもそも家族の求心的場所だったはずのリビングが、その本来の目的を果たさないとすれば、高価な無駄づくりであって、環境負荷この上ない。だからリビングというお決まりの空間設置概念を取り払い、土間から座敷、更には吹き抜けを介して2階とロフトまでを一体化。寛ぎを確保しながらのラボ的設えを復活させたい。土間に下りた台所。茶の間的小上がり板の間。その奥に座敷を繋げる。靴脱ぎは家族の決め事!土間にその境界はない。
吹き抜け上の繋ぎは家族みんなのワークショップ。デスクの専有的線引きもない。
土間に設えたラボ機能満載の大いに社会を引き込む多機能空間。単にリビングとは呼称できない。だから「ドマラボ」という新しいのに懐かしい生活スタイルの提案である。
このドマラボ的間取り構成はこれまでも何件か実施してきたが、今回、そのプロトタイプともいえる空間構成を福岡の家づくりで実現した。
そんな我々の暮らしのかたちづくり提案。
来る3月21日(春分の日)オープンハウス開催決定。詳細は後日別途ご案内します。
(仮称)「きつつきはうす」 福岡県小郡市寺福童 塗り土壁に木を編みこんだ形体。
内部は一体空間に木の造作がふんだんに彩ります。
つまり温故知新を無視した暮らしの技術開発はあり得ないという基本的思想。
たとえば目下私達のライフスタイルのほとんどは、LDK間取りに疑いを感じつつも、その他の術を知らない。その証拠にリビングルームの求心性はもはや社会を受け入れるゆとりがないばかりか、家族のそれも稀薄になっている。子ども達の「キレル、ムカツク、ぶっとばす!」体質は、リビングに寄り付かない個室=孤室に固執した結果的現象かもい知れない。
どんなに技術的環境共生住宅をつくろうとも、モノだけの環境共生など何の価値もない。

実はこの生活概念は建築的プロアマの関係式は何の意味を持たない。何故なら、プロはそのスタイルを形体的処理するのみで、暮らしの本質に実は関れない。であろう予測を形体に込める作業しか出来ないからだ。その上で一生活者としてリビングの有効性について考えプロとしてその形体を提案したい。
改めてリビングって何。
或いはリビングに、もっともっと社会交流が出来る仕掛けを施さないといけないのでは、などと考えてしまう。だから既成概念としてのリビングという単位空間の存在に疑問を抱く。これまでプライバシー信仰の美徳的価値観がもたらした、コミュニテイの欠如。実はこの現象がまちの様々な問題を引き起こしてしまった。
ここで今一度、コミュニテイ復活の重要性を、家と社会の柔軟的繋がり方から模索したい。
だからリビングって何。
そもそも家族の求心的場所だったはずのリビングが、その本来の目的を果たさないとすれば、高価な無駄づくりであって、環境負荷この上ない。だからリビングというお決まりの空間設置概念を取り払い、土間から座敷、更には吹き抜けを介して2階とロフトまでを一体化。寛ぎを確保しながらのラボ的設えを復活させたい。土間に下りた台所。茶の間的小上がり板の間。その奥に座敷を繋げる。靴脱ぎは家族の決め事!土間にその境界はない。

土間に設えたラボ機能満載の大いに社会を引き込む多機能空間。単にリビングとは呼称できない。だから「ドマラボ」という新しいのに懐かしい生活スタイルの提案である。
このドマラボ的間取り構成はこれまでも何件か実施してきたが、今回、そのプロトタイプともいえる空間構成を福岡の家づくりで実現した。
そんな我々の暮らしのかたちづくり提案。
来る3月21日(春分の日)オープンハウス開催決定。詳細は後日別途ご案内します。
(仮称)「きつつきはうす」 福岡県小郡市寺福童 塗り土壁に木を編みこんだ形体。
内部は一体空間に木の造作がふんだんに彩ります。
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by k-seno
| 2007-02-26 00:55
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