2006年 05月 14日
清春芸術村へちょっと「道草」・・かなり充実! |
昨日、1980年開設当時からずっと気になっていた「清春芸術村」をやっと訪れることが出来ました。きっかけは、藤森照信氏設計の「高過ぎ庵」その2が構内に出来たとの新聞記事を見て、甲信越方面出張ついでの道草コースになんとか挿入、実現できました。茶室「徹」というネーミングで一本立ちの樹上ハウス。茅野にある本家よりは低く抑えられ、すこしズングリスタイルですが、相変わらずの真剣な滑稽さがたまらないのです。この芸術村は、創作者が寄宿しながら活動出来る施設「ラ・リューシュ」を中心に、ルオーと梅原龍三郎作品を展示する「清春白樺美術館」や、ルオー礼拝堂、図書館等で構成。屋外には著名な彫刻が良い距離配置で展示されている。寄宿型貸しアトリエは、かつて多くの巨匠を排出したパリのラ・リューシュにあやかったもので、建築の模倣もエッフェル設計のワイン館(パリ万博1900年)を忠実に再現している。あいにくの雨空で、南アルプスや八ヶ岳をその背景に望むことは出来ませんでしたが、ゆっくり鑑賞、十分堪能できました。
僕の場合、いったん道草が始まると探検発見癖に火が付いてしまいます。未開の地ですから、ついつい深入りしてしまいます。そして発見があります。なにやら面白いモダン建築を発見しました。コンクリート打ち放し壁にどっしりとのっかる茅葺屋根!これは寄らないわけにはいきません。視ればギャラリー「歩゛ら里」と立派な看板。アプローチ階段を登り、重厚なしかしグッドデザイン木扉の中に期待が高まります。内部空間は半分企画展ギャラリー。自然素材のアートを紹介しているとの事でこれも発見です。もう半分は所謂ショップコーナー。がしかし、このショップがたまらない。オーナーの目利きによる生活用具用品のセレクションはまさに「民藝」そのもの。アジアからアフリカまで
その民衆工藝品の集成館。日本民藝館の柳宗悦コレクションに負けず劣らずの目利きでは?と素直に感じました。民藝の傑作である李朝家具や陶芸品もさりげなく商品として展示、なんとも胸をくすぐられる思いで眼が釘付けになりました。企画展は伊藤素子さんという方のトンボ玉ネックレス展で、古代ローマからアールデコまでの希少な玉のネックレス400点。どれもみな民藝そのものの美しさが伝わってくる思いで拝見しました。建築的圧巻は小屋組表しの茅葺屋根裏仕立て。当地在住の名匠茅葺職人・奥山哲夫さんの仕事と聞いてまたビックリ!
ここに来る前、実はまちの資料館にも道草してました。なんとそこでは、この茅葺名匠の仕事展が開催されていて、
拝見感動覚めやらぬ時間帯でもあったのです。いやあ色んな出会いが結ばれるのは実に楽しい。道草やめられません!それにしても、様々な国のその土地柄の中で育まれ普遍的に利用されてきた暮らしの道具たち。実に美しいではありませんか。家づくりもかくありたいものです。
最後にどうしてもほしかったけど僕の財力では手が出せなかったものがこれ。陶芸家松田百合子さん作の急須なんだけど・・・眼に焼きつけて帰りましょう。
おっといけない!帰るってどこへ?これから下諏訪まで行くんだよ!そっちがメインですから!
嗚呼いかんいかん、また独り言が始まった!!以下アドレス記載します。皆さんも是非訪ねてみてください。
●峠のギャラリー「歩゛ら里」
http://www.burari.info 山梨県北杜市長坂町中丸1726 〒408-0036
TEL 0551-32-5856
僕の場合、いったん道草が始まると探検発見癖に火が付いてしまいます。未開の地ですから、ついつい深入りしてしまいます。そして発見があります。なにやら面白いモダン建築を発見しました。コンクリート打ち放し壁にどっしりとのっかる茅葺屋根!これは寄らないわけにはいきません。視ればギャラリー「歩゛ら里」と立派な看板。アプローチ階段を登り、重厚なしかしグッドデザイン木扉の中に期待が高まります。内部空間は半分企画展ギャラリー。自然素材のアートを紹介しているとの事でこれも発見です。もう半分は所謂ショップコーナー。がしかし、このショップがたまらない。オーナーの目利きによる生活用具用品のセレクションはまさに「民藝」そのもの。アジアからアフリカまで
その民衆工藝品の集成館。日本民藝館の柳宗悦コレクションに負けず劣らずの目利きでは?と素直に感じました。民藝の傑作である李朝家具や陶芸品もさりげなく商品として展示、なんとも胸をくすぐられる思いで眼が釘付けになりました。企画展は伊藤素子さんという方のトンボ玉ネックレス展で、古代ローマからアールデコまでの希少な玉のネックレス400点。どれもみな民藝そのものの美しさが伝わってくる思いで拝見しました。建築的圧巻は小屋組表しの茅葺屋根裏仕立て。当地在住の名匠茅葺職人・奥山哲夫さんの仕事と聞いてまたビックリ!
ここに来る前、実はまちの資料館にも道草してました。なんとそこでは、この茅葺名匠の仕事展が開催されていて、
拝見感動覚めやらぬ時間帯でもあったのです。いやあ色んな出会いが結ばれるのは実に楽しい。道草やめられません!それにしても、様々な国のその土地柄の中で育まれ普遍的に利用されてきた暮らしの道具たち。実に美しいではありませんか。家づくりもかくありたいものです。
最後にどうしてもほしかったけど僕の財力では手が出せなかったものがこれ。陶芸家松田百合子さん作の急須なんだけど・・・眼に焼きつけて帰りましょう。
おっといけない!帰るってどこへ?これから下諏訪まで行くんだよ!そっちがメインですから!
嗚呼いかんいかん、また独り言が始まった!!以下アドレス記載します。皆さんも是非訪ねてみてください。
●峠のギャラリー「歩゛ら里」
http://www.burari.info 山梨県北杜市長坂町中丸1726 〒408-0036
TEL 0551-32-5856
by k-seno
| 2006-05-14 22:08