2018年 09月 17日
斗栱 |
開基1300年前、郷里慈恩寺本堂開帳中。再建400年記念事業ということで拝観。小学校の遠足で開帳を観たような気がするから50年前だろうか。国重文仏像群の記憶は全くないが、龍の天井画に何となくの記憶があるから不思議だ。勿論撮影禁止なので写真はない。本堂建築は、茅葺屋根そのままの意匠と足元の抜けに見応えを感じる。山門や三重塔はなんといっても出組み組物。尾垂木の跳ね具合に枡が載り、三手先斗栱組物の合理的安定感を見せるその意匠もまたたまらない。部分補修はあるものの400年露出の木の意匠。適材適所を極めれば、木に勝る長寿建材他に無しを視ていきたい。
by k-seno
| 2018-09-17 21:25