2018年 07月 15日
擁壁 |
本当は半年前に着工するはずだった、ここセトモノ瀬戸の家づくり。今更建設コストの高騰を嘆いても仕方ないが、ここも御多分に漏れずその仕様調整に時間を要してしまった。コストを抑える手法は実のところある。しかしそれを採用してしまったら、売り物家づくりになってしまう。そんな拘りが建て主に時間的迷惑を掛け、仕方ない理解を得ながらの作業が続く。そしてようやく酷暑の中、決裁とその後の工程約束事を関係者の集いで。現場はこんな環境のこの小さな土手の上。瀬戸陶芸家窯元の住まいづくり。擁壁に張り付いている、役目終えたエンゴロは焼成補助器たち。このまちの風物詩でもある。いよいよこの場所でも、いつもの天竜葉枯らし天然乾燥杉を、地元大工の手によって刻んでもらえることが幸甚。
by k-seno
| 2018-07-15 22:46