2018年 06月 10日
六間 |
立川用向き後は、梅雨の中休み湿気多し気温32度の茅葺古民家に立ち寄り。川越道緑地に移築された古民家小林邸。大きな補修もなく、ほぼ当時のまま礎石に載ること165年。入母屋の重厚感とむくり具合のプロポーションが抜群。全開放された間戸回りの縁側が、高温多湿外気の緩衝帯。座敷の空気は格別な涼で、燻り続ける囲炉裏の火熱も気にならず。外気を取り込みながらの所謂断熱効果の本当の気質を体感する。これで冬さえなければ、理屈数値は何?の「夏を旨」に胸を張れる家づくりの当たり前になるはずなのだが・・・。いずれにせよ、広い勝手板座敷を含めた六つ間取りは、武家住宅に匹敵する格式で見応え充分な60坪。
by k-seno
| 2018-06-10 23:26