2011年 05月 19日
輝魂 |
彫刻家安藤栄作氏からのインフォメーション。
『津波が私たちの住んでいた可愛い海沿いの町を飲み込み押し流してしまった。
3週間後、放射能混じりの北風の吹くその町を訪れた。瓦礫の中を歩き回っていると、自分の作品の欠片を三つ見つけた。それは、自宅のあった場所から100mほど流され、瓦礫の間に引っかかっていた。手も足も折れてなくなってしまったその作品を拾い上げ、ブロックの穴に差し込み、写真を撮り、再び瓦礫の中に還した。大小数百体はあったであろう作品たちの中から破片になっても生き残ったその作品のタイトルは〈Being〉だった。
全ての魂は大いなる宇宙にあってたった今も変わらず輝いている。 安藤栄作 』
それは、彼ら家族がたまたま高台のスーパーに買い物に出かけているほんのわずかの時間の出来事。彼らの創作現場から、暮らしの全てを海の瓦礫にした瞬間でもあったのです。
こんなエピソードは、著書「降りてくる空気」にもあろうはずありません。しかしあらゆる魂は宇宙で輝き続けている。その光を確実に彼は見たのです。
そんな彼の彫刻を是非皆さん見に行きませんか。きっと何か語りかける彼の作品と会話できるはずですから。
5月23日から28日まで。
ギャルリー志門
銀座6-13-7新保ビル3階
合わせて奥様、長谷川浩子さんの木彫展も開催。
こちらは5月23日から6月2日まで。
77gallery
銀座7丁目5-4毛利ビル5階
どうか皆さんお出かけください。
『津波が私たちの住んでいた可愛い海沿いの町を飲み込み押し流してしまった。
3週間後、放射能混じりの北風の吹くその町を訪れた。瓦礫の中を歩き回っていると、自分の作品の欠片を三つ見つけた。それは、自宅のあった場所から100mほど流され、瓦礫の間に引っかかっていた。手も足も折れてなくなってしまったその作品を拾い上げ、ブロックの穴に差し込み、写真を撮り、再び瓦礫の中に還した。大小数百体はあったであろう作品たちの中から破片になっても生き残ったその作品のタイトルは〈Being〉だった。
全ての魂は大いなる宇宙にあってたった今も変わらず輝いている。 安藤栄作 』
それは、彼ら家族がたまたま高台のスーパーに買い物に出かけているほんのわずかの時間の出来事。彼らの創作現場から、暮らしの全てを海の瓦礫にした瞬間でもあったのです。
こんなエピソードは、著書「降りてくる空気」にもあろうはずありません。しかしあらゆる魂は宇宙で輝き続けている。その光を確実に彼は見たのです。
そんな彼の彫刻を是非皆さん見に行きませんか。きっと何か語りかける彼の作品と会話できるはずですから。
5月23日から28日まで。
ギャルリー志門
銀座6-13-7新保ビル3階
合わせて奥様、長谷川浩子さんの木彫展も開催。
こちらは5月23日から6月2日まで。
77gallery
銀座7丁目5-4毛利ビル5階
どうか皆さんお出かけください。
by k-seno
| 2011-05-19 22:41