2008年 12月 14日
東京、昼と夜の光と彩り考・少しばかり。 |
街の銀杏をみて気になりました。
その木によって色づき方が今年は極端に違うなあと感じました。
外苑絵画館前通りの銀杏並木は、すっかり落葉してしまいましたが、
まだまだ黄金色たっぷりのボリュームを見せてるものや、まだ色づいていない木も!
こんなにムラがあることは、これまで全く感じませんでした。
私だけがこれまで無頓着だったのでしょうか?
それでも今年は極端だと思ったのですが・・・例年こうでしたでしょうか・・・?
僕の目にした東京、目下の昼の樹木達の彩です。いろはモミジも見ごろです。
赤茶色のメタセコイアとラクウショウもあと一雨大丈夫かな?
更に、ミズキ類はすっかり葉を落とし、もう来春の新芽が息吹いています。
そんな落葉の大量の山が大地に出来ます。しかしこれらみなゴミになることは一切ありません。全て循環的自然の営みの肥やしになるからです。
街路樹や公園の木々たち、四季を通じ観ていて飽きることありません。
一方、冬の夜の街の色は、青色発光ダイオード。
この開発によって商品化された青色LEDは瞬く間に夜の街路樹と公園を席巻。
これまでの赤、緑に加え青色が加わったことで三原色になり、ほとんどの色作りが可能になったのだそう。
クリスマスイルミネーションのイメージづくりにどんぴしゃマッチング!
どこに行っても、街はこの発光ダイオードの演出で彩られています。
蛍光灯やタングステンなどの電力消費も発熱も少ないことから多用されてますが、これだけ氾濫しますと首をかしげながら、その美しさを愛でなければなりません。複雑です。美しいがゆえに!
この先、更に文明開発は進み、有機ELなどという発光体ももうすぐ出回ることでしょう。
LEDが「目玉オヤジ」」点的発光物体なら、有機ELは「一丁木綿」のような薄幕の面的発光体。
今後どんな人工光による、生活文化が育まれるのでしょうか。
冬の東京の昼の自然と、夜の人工の、光と色彩環境。
ただ冬の風物詩、綺麗!だけでは済まされないような・・・。
by k-seno
| 2008-12-14 22:40