設計アトリエ・瀬野和広エッセイ。「時々」更新されます。 「暮らし向き」様々を著しました。
by k-seno
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2018年 03月 30日
「萍逢鉄路」凄いよと倅にも促され、ようやっと赴けた原田佳典鉄路写真展。まだ彼は建築学科の新3年生。作品のほとんどは、高校時代の浮草放浪記で、人々の日常の中の鉄路風景の切り撮り。被写体に対する思いやり。「背後に彼女が暮らしていたであろう長い日々を想った」!17、8才の青年の感情ではないよね!?列車とバイクの無関係こそコミュニテイの縮図を切り撮られた想い!ここを本当に車両が走るのだろうか?椅子に座る男性の絶望感が犬にどう伝わるのか教えてほしい。僧侶と旅人のベンチトーク。全くの他人同士のこの親子関係感は何!?圧巻は蒸機と人間の関係図。佳典の鉄路写真展。銀座4丁目交差点、所謂日産ビル6階、あの!「Sony Imaging Galley」で4月5日まで(無料)。是非これら写真達と対話していただきたい。佳典本人も在廊しているのでこちらも是非に願、お声がけを。
2018年 03月 28日
建て主と方々木工関係の視察日だったが、不幸が出てしまい中止。丸一日自由時間を頂く。久留米から少し足を延ばし念願の水郷柳川へ。縦横無尽に伸びる掘割を期待したが、ほぼ城郭周りだけのそれにショック。水以外の市街地は、何処にでもある経済的町並みが勢揃い。改め地図を広げ反省。総延長900キロに及ぶその水道はどうやら一つ二つ手前の駅からのまち歩きで視るべきだったか?それでも桜満開の水辺は見事。瓦と土塀、並倉、水門と船着き場回り、そして駅舎が気になった。
2018年 03月 27日
佐賀平野の只中集落上峰町に。広がる田園風景は、麦と米の二毛作で春は麦畑の緑。辺り一帯環濠集落の名残で、掘割水郷的字切が点在している。中々フラットな良い風景。江迎城跡(えむかえ)が水郷公園になっている。そこに人力水車を3基設置、明日町役場の検査という現場を拝見。建築の木組みそのままの技に感動する。明日、柳川水郷まで足を延ばしてみよう。
2018年 03月 11日
震災7年。目ざした復興は今・・・という憂鬱なNHKを見ながら思う。災害復興住宅整備はほぼ整い、仮設生活から解放された住民がぽつりぽつりと戻り、再々の新たな暮らしが始まった。しかし復興整備は箱物住まいだけで、肝心の住まい方に対して皆不安と寂しさを抱いている。震災でコミュニテイを壊され、仮設住宅解散で再び心の支えを引き裂かれた挙句、虚無状態に陥るような閉ざされた箱に入れられるわけだから仕方がない。ここには先の阪神淡路震災のコミュニテイ問題の教訓が全く活かされなかったことが不思議な大問題。仮設時の不敏がない住まいが整ったわけだから、後は住民の皆さんの頑張りですよと、行政側も知らん振り!復興最終章を歌い上げた当事者国の首長も、その物差しの解説は一切ない。復興大臣のその場凌ぎの言葉からも、今後のビジョンが全くみえないのもむなしい。相変わらず、数合わせで建てればいい建築側の無策ぶりも更に情けない・・・。こういった嵩上げ地に、コミュニテイが帰ってくると信じての造成工事がいまだ続く現実も更々虚しい。
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