2011年 10月 13日
復習 |
今更ですが、この国で家を建てる時、こんなにも様々な国主導の施策があることをご存知でしょうか。その上で、これからの家づくりは、各家庭においてホームエネルギーマネージメントシステム(HEMS)を前提としたスマートハウス(これだけでもなんだか頭が痛くなりますね?)になるのだそうです。名称だけでも少しお浚いしてみましょうか。
まず補助金や節税になるメニュー。
「NEDO補助事業」「省CO2モデル」「長期優良住宅先導モデル」「長期優良住宅普及促進」(この長期・・・は、この前まで超長期、もっと前は200年住宅といっていましたね!?)
更に「燃料電池補助事業」「太陽光発電補助事業」。ご存知「住宅エコポイント」(※別の形で復活予定)「太陽熱利用システム普及加速化事業」とつづき、「贈与税非課税枠拡大」「フラット35S 1%金利引き下げ」「住宅ローン減税」などなど
以上のインセンテイブや節税など、全てクリアーするとなんとウン百万円ほどになるというのですからコレハムシデキナイ!
「設計やさんたち、ウチもお願いしますよー・・・」となるのは必然でしょうか!?
次に、それらを評価するツールもゾクゾクと!
主軸は「環境共生住宅認定」。「自立循環型住宅」は画期的省エネ判断ツール。忘れてならない「性能表示」。更に私も開発に少しだけ関っている「CASBEE-戸建て」「CASBEE-既存」。もうじき「CASBEE-健康」と続きます。あと、「LCCM住宅」「健康維持増進」などで、それらをサポートする形で「シックハウス法」「住生活基準法」「省エネ法」などがあり、用語とその定義の整理だけで頭がぐちゃぐちゃなのに、この用語をまとめた住宅技術評論家の南雄三さんから激・激・激を飛ばされました。
これだけのインセンテイブを国は準備しているのに、これらを推進する立場の設計者はなにをしているのか・・・といった具合。大切な数値的指標でもありますから知らないではすまないでしょう。
でも、僕たちはコンピュータ制御された数値的快適度で本当に幸せになれるのでしょうか・・・?単純に素朴な疑問がふつふつと湧いてきました。更にこれをクリアーするための建材と工事費の割り増し分で、補助金とチャラか持ち出しが現実だとすると、一体誰のための省エネなのと疑いたくなるのは私だけでしょうか?ほとんど全てを、メーカーの所謂工業製品をまとわないと基準をクリアーできない省エネ政策。本当に私たちはそんな家に住みたいのか、また住まなければならないのか。ますます頭がぐちゃぐちゃになりそうです。もっともっと単純な先人の知恵を素直に享受したパッシブデザインではダメなのかなあ?まだまだ考え続けなければなりません。と同時にその素直な実践をやめてはいけません。
「脱原発」です。しかしその一方で「温暖化防止」運動!なにか霞んでいませんか??
まず補助金や節税になるメニュー。
「NEDO補助事業」「省CO2モデル」「長期優良住宅先導モデル」「長期優良住宅普及促進」(この長期・・・は、この前まで超長期、もっと前は200年住宅といっていましたね!?)
更に「燃料電池補助事業」「太陽光発電補助事業」。ご存知「住宅エコポイント」(※別の形で復活予定)「太陽熱利用システム普及加速化事業」とつづき、「贈与税非課税枠拡大」「フラット35S 1%金利引き下げ」「住宅ローン減税」などなど
以上のインセンテイブや節税など、全てクリアーするとなんとウン百万円ほどになるというのですからコレハムシデキナイ!
「設計やさんたち、ウチもお願いしますよー・・・」となるのは必然でしょうか!?
次に、それらを評価するツールもゾクゾクと!
主軸は「環境共生住宅認定」。「自立循環型住宅」は画期的省エネ判断ツール。忘れてならない「性能表示」。更に私も開発に少しだけ関っている「CASBEE-戸建て」「CASBEE-既存」。もうじき「CASBEE-健康」と続きます。あと、「LCCM住宅」「健康維持増進」などで、それらをサポートする形で「シックハウス法」「住生活基準法」「省エネ法」などがあり、用語とその定義の整理だけで頭がぐちゃぐちゃなのに、この用語をまとめた住宅技術評論家の南雄三さんから激・激・激を飛ばされました。
これだけのインセンテイブを国は準備しているのに、これらを推進する立場の設計者はなにをしているのか・・・といった具合。大切な数値的指標でもありますから知らないではすまないでしょう。
でも、僕たちはコンピュータ制御された数値的快適度で本当に幸せになれるのでしょうか・・・?単純に素朴な疑問がふつふつと湧いてきました。更にこれをクリアーするための建材と工事費の割り増し分で、補助金とチャラか持ち出しが現実だとすると、一体誰のための省エネなのと疑いたくなるのは私だけでしょうか?ほとんど全てを、メーカーの所謂工業製品をまとわないと基準をクリアーできない省エネ政策。本当に私たちはそんな家に住みたいのか、また住まなければならないのか。ますます頭がぐちゃぐちゃになりそうです。もっともっと単純な先人の知恵を素直に享受したパッシブデザインではダメなのかなあ?まだまだ考え続けなければなりません。と同時にその素直な実践をやめてはいけません。
「脱原発」です。しかしその一方で「温暖化防止」運動!なにか霞んでいませんか??
by k-seno
| 2011-10-13 23:17