2011年 10月 02日
屋根 |
プラットホーム軒先と電車の屋根の隙間に浮かぶ異様物体。
ついにヴェールを脱ぎ始めた東京駅丸の内駅舎復元ドームの意匠です。
その造形の表皮を銅板細工の手業の偉業が際立ちます。
1945年の東京空襲で消失以来、いわば簡易的意匠で凌いでいたわけですが、
この復元工事で、1914年竣工当時の原形意匠に戻ることになります。
保存か建替えかの大騒ぎの果てに保存への軍配。
どうせ建替え!なんでも建替えのこの国の建築文化のなかにあって、
個人的には、その意外性にほっとしたものです。
そんな大規模リフォームが来年夏に竣工するそうです。
ところで、あの6万枚に及ぶスレート瓦はどうなったのでしょうか。
メンテナンスのため、石巻に搬送され、今回の津波被害で相当数流失! (左写真:これまでのドーム屋根意匠)
工程優先のため不足分はスペイン瓦輸入で対応・・・!?
やっぱりそうなるか!記事のあとがわかりません。
何とか地元産での供給をと願ってやみません。
でもきっと間に合ったのでしょう。
あの屋根のスレートもきっと宮城産なのでしょう。
せっかくの復元。そこまで徹底的にこだわってほしいものです。
ここまで来て、数ヶ月の遅延が、未来時間にどれほど影響するのかを
優先判断してほしいものです。
出展:鹿島ホームページより。
ついにヴェールを脱ぎ始めた東京駅丸の内駅舎復元ドームの意匠です。
その造形の表皮を銅板細工の手業の偉業が際立ちます。
1945年の東京空襲で消失以来、いわば簡易的意匠で凌いでいたわけですが、
この復元工事で、1914年竣工当時の原形意匠に戻ることになります。
保存か建替えかの大騒ぎの果てに保存への軍配。
どうせ建替え!なんでも建替えのこの国の建築文化のなかにあって、
個人的には、その意外性にほっとしたものです。
そんな大規模リフォームが来年夏に竣工するそうです。
ところで、あの6万枚に及ぶスレート瓦はどうなったのでしょうか。
メンテナンスのため、石巻に搬送され、今回の津波被害で相当数流失! (左写真:これまでのドーム屋根意匠)
工程優先のため不足分はスペイン瓦輸入で対応・・・!?
やっぱりそうなるか!記事のあとがわかりません。
何とか地元産での供給をと願ってやみません。
でもきっと間に合ったのでしょう。
あの屋根のスレートもきっと宮城産なのでしょう。
せっかくの復元。そこまで徹底的にこだわってほしいものです。
ここまで来て、数ヶ月の遅延が、未来時間にどれほど影響するのかを
優先判断してほしいものです。
by k-seno
| 2011-10-02 10:34